美栄
頂いたのはランチコースの『はな』¥7000-
書き料理順にレビューしていきます。
・ゴーヤージュース
クセになる苦味の後味で口のリセット感が凄い。
自分はぐいっと飲んでしまうのではなく料理の間にお口直し的にチミチミ頂きました。
・椎茸の豆腐よう煮
じゅわっと口いっぱいに 濃厚な味わいが広がります。
少量でも味が強いのでお酒のアテとかだと最高かも。
・モーイの酢の物
他でたとえるならカブの薄切りの酢の物のような感じ。
夏っぽくて爽やかですごく美味しいです。
・モーイの豆腐
細かく切った豆、人参きゅうりが入っており
楽しい食感。
・ポーポー
肉味噌巻きで、クレープのような生地が
しっとりしていて美味。
・紅芋アンダギー
アンダギーは揚げ意味だそう
揚げたて熱々の中もち外カリで食感が良く、
紅芋本来の甘味がしっかり感じられとっても美味しかったです。
・3種の小料理
大根の黒糖漬物
小さいですが存在感のあるクセがあります。
芋ダル
豚ロースを黒胡麻ソースに漬け込んだもの、
まさに黒胡麻コーティングの豚肉。
田芋の揚げ
素材本来の甘みが出てる
上品な味の大学芋みたい。
・ラフテー
上品な味わいで脂身が崩れない程度に柔らかく、
すごい丁寧に仕込まれていて感動。
知っている料理がでてくると他との比較が
出来るので仕込みの丁寧さを感じられます。
そして脇にあるガンモがうまい!
もうひとつ脇にあるのはゴーヤのラードと塩の炒め物だそうで、ほろ苦で美味。
思わずお酒が飲みたくなりますね。
・ミミガーの和物胡瓜ピーナッツ和え
夏っぱい爽やかな味でしゃきしゃきしてて美味です。
・クーブイリチー
豚肉とラード炒めてあり、
いい意味で脂っこく美味しいです。
・豚飯(とんふぁん)
琉球流のお茶漬けのような料理。
今ではほぼ家庭では食べられない料理だそうです。
薄味のお出汁でやさしい味わい。
一緒に出で来る青パパイヤのぬか漬けは
かなり癖が強く(臭いの強いチーズ?みたいな味)少し自分は苦手でした。笑
・黒糖寒天
見た目では羊羹かと思ったのですが、さすが沖縄。
黒糖で作った寒天でした。
黒糖本来の甘味で美味しいデザートでした。
最後に暖かいさんぴん茶を出して頂きほっと一息してコース終了。
琉球伝統料理だけあって知らない料理ばかりでしたが、
一品一品丁寧に仕込まれいて美味です。
食器も伝統的なものを使われているそうで、料理を引きたてていました。
旅の最初にこのお店に来れた事は本当に素晴らしい幕開けになりました。例えるなら沖縄に来たことを歓迎されている偉い人みたいな気持ちです。笑
そんな気持ちにさせてくれる雰囲気を有したお店かと思います。
タコライスやソーキそばなどが沖縄料理と知れ渡っている中で、こうした伝統的な沖縄料理を頂けた事は知見が広がると言う意味で貴重な経験になりました。
沖縄感をより味わう選択肢としてはお勧めのお店です。
ご馳走様でした。