Lemontee039のブログ

沖縄のグルメ紹介

あぐろ焙煎珈琲店

時折発生する、沖縄出張。宿泊した夜の食事にて、食通の同僚から「明日の朝は喫茶店でコーヒーと考えてましたけど、いかがですか?まあ、皆さんが行かなくても私は行きますがね」などと言われてしまうと、行かないという選択をボクはすることができようか?(いや、できまい)

そんなこんなで、今日も今日とて、誘われるがままに「あぐろ焙煎珈琲店」のドアをくぐる。

さて、「あぐろ焙煎珈琲店」さんはゆいレールの「県庁前」か「旭橋」のいずれかから10分程度といったところにある。
我々は近所に宿泊していたので、ホテルからの移動である。
個人的な感想として、こちらのお店も見た目は「初見殺し」である。まず情報を知らないと「入りたい」というような雰囲気の店ではない。得体が知れない、そんな味のある雰囲気を持つ喫茶店である。

店内はカウンターが6席程度、テーブルには合計6人ほど腰掛けると満員といった収容量。我々のあとも外国人観光客と思(おぼ)しき人たちがたくさん来店、または店前で待っていて、案外人気店なので驚いた。

コーヒーに関してはブラジル系の酸味の利いたコーヒーが好きであるが、だからといって他のコーヒーが飲めないわけでもないボクは、こういうお店ではとりあえず「本日のコーヒー(350円)」を頼むのである。無難が好きな日本人故か、「トリアエズナマ」ばかり唱え過ぎているか、口を衝(つ)くと定番で済ませようとする。

 

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トーストは「シナモントースト(300円)」を注文する。同僚達の会話から、どうやら定番はチーズのたっぷり乗ったトーストがうまいらしい。とは言え、それってコーヒーの味をぶち壊してしまわね?などと考えてしまうのは邪推であろうか。コーヒーにはしっとりとした甘みがあうはずである、と考えるに至る。それ故の「シナモントースト」である。

注文後、豆を挽き始めるのだという。つまり、出てくるまでにそれ相応の時間と忍耐力を必要とする点について、注意書きとしてここに残そう。

そうして、朝の一時を同僚達との会話で優雅に過ごしていると、コーヒーが到着する。本日は本日のブレンドコーヒーなので、このログをご覧になった諸兄が訪問された際には、その日の本日のブレンドコーヒーであり、別の感想をもたれると思う。
このときいただいた本日のコーヒーは、渋味がやや強く、酸味、コクは若干弱め、スッキリ系である。後味は最高に良い。チビリ、チビリといただく。

シナモントーストは甘さ控えめでシナモンの香りが良い。トーストは外パリ、中フワ、しっとり系で、トーストもうまい。
朝のモーニングには小さいヨーグルトが付く。グラノーラが入っており、ポリポリといただく。

さて、わざわざ行くというよりは、近所に宿泊している、移動中に前を通りかかったというような利用がメインになるような、店舗感である(当然であるが、駐車場など、無い)。とはいえ、近所にこういう店があると、ちょっと通ってしまいそうな気もする。そんな空気感のお店。

旅行、出張中で朝の余裕がある方などにはオススメのお店ではなかろうか。