いっちゃん食堂
「いっちゃん食堂」へ行ってきました。
こちらも、マスメディアの取材は全てご辞退されています。隠れた名店です。
場所は、那覇市の久茂地交差点付近。
そこに、超有名食堂である「三笠」や「みかど」の裏手にあたります。
ちょうど、農林中央金庫那覇店側の通りを進んでいくと、ステーキHAN'S松山店があり、その向かいに「いっちゃん食堂」が立地してます。
スライド式のガラス扉に手書きの店名看板、メニューが貼り出されています。
提供するのは、8種類。沖縄そば、おかず、みそ汁といった具合に続きます。沖縄食堂定番ですね。
今回は、チャンポン¥350をお願いしました。こちらには、ミニ沖縄そばが付いてくるので、オススメです。
もやし、葉野菜、ポークを玉子でとじるだけのシンプルな一皿。
県民はよくご存知ですが、他府県の方で馴染みのない方のために記述すると「長崎チャンポン」のそれは、麺の上に具材が乗りますが、沖縄チャンポンは具材が、ご飯の上に乗ってます。
こちら「いっちゃん食堂」のチャンポンの味付けは「アファイ(うす味)」という感想でした。テーブル備え付けの調味料で、味を調整して変化を楽しんでみました。※沖縄チャンポンは、アジクーター(濃いめ味付け)が標準的。
こちらのミニ沖縄そば、麺がつるつるシコシコで美味しかったですよ。
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いっちゃん食堂
那覇市松山1-12-2
11:30-16:30
※以前と比べて、終了時間が早くなってます
定休:日曜日
※体調や用事があると土曜日も閉店
6人掛けテーブル×2つ
2人掛けテーブル×1つ
座敷は、詰めたら8人が座れる
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ゆんたく(※余談)
ご年配のご夫婦が切り盛りする、創業50年ほどの老舗。
近くには、那覇商業高校もあるので、そちらの生徒さんもランチタイムには多く来店する。店名は、ご夫婦の息子さんの愛称に由来する。
入店してすぐに目が付くのが、椅子。背もたれの無い丸型をしていて、年季の入った黒色をしている。座り心地はお世辞にも良いとは言えないが、歴史を感じるー。
昨年暮れ、右肩を脱臼する大怪我をされたおばちゃん。痛めた箇所をさすりながら、頑張ってフライパンを振るー。
現在は回復に向かっているそうだ。しかし、体調によっては、厨房に立つことも大変そう。
「お店を開店した頃、通っていた高校生も、はっせーもう還暦なって、みんな出世してるさぁ。息子も50歳を余ってるよぉ」と白い歯を見せて笑う。
「ごちそうさまでした、美味しかった!!」と声を掛けてお会計を済ませると、おばちゃんはより一層まぶしい笑顔で送り出してくれた。
スライド式のガラス扉を開けて、次の訪問先へ向かうため、久茂地交差点を目指して歩みを進めたー。